【高額買取の為の査定チェックポイントについて】

1. 売電実績・FITの残存年数のデータ・契約書類の準備

過去の実績データやFITの残存年数を明確に示すため、必要書類(経済産業省の認定書、電力会社との契約書、土地の権利書、発電実績資料など)を整えておくことが重要です。これにより評価が高まり、売却価格にも影響します。

2. 立地条件

太陽光発電は十分な日光を浴びる必要があるため、近隣建物の影や災害リスク(ハザードマップ)など立地条件に注意が必要です。発電効率を確保するために、適切な場所に設置されていることに着目することが必要です。

3. 設備の部材

信頼性の高いメーカーの部材を使用していると、故障時の対応が容易で、評価が高くなります。監視カメラなどの付帯設備も評価を上げる要因となるので、部材の信頼性を確認し、証明できる資料を準備することが望ましいです。

4. 定期的メンテナンスの有無

定期的なメンテナンスが行われていないと発電効率が低下し、評価が下がります。特に大規模発電所では、排水や架台の問題が発生しやすいので、信頼できる施工業者に依頼して定期的なメンテナンスを行い、良好な状態を保つことです。

 

【参考:電力分野での各キーワード】

プライマリー(一次側):変圧器の入力側(高圧の電力が供給される側)
               例:6.6kVの電力が供給される電柱の変圧器の一次側

セカンダリー(二次側):変圧器の出力側(変圧後の電力が供給される側)
               例:変圧後の100V/200Vの電力が供給される家庭や施設の電気系統

高圧プライマリー :電力会社の送電線から 変圧器の一次側に供給される高圧電力

高圧セカンダリー :電力系統において 高圧(6.6kVなど)で供給される変圧器の二次側の電力

低圧プライマリー案件とは、低圧用変圧器の一次側(主に6.6kVの高圧)を扱う電気工事や設備導入の案件を指します。高圧(6.6kV)の電力を扱うため、専門資格が必要(電気工事士・電気主任技術者など)です。主に電力会社・大手電気工事会社が関与する変圧器の設置・交換が中心であり、家庭向けではなく事業用の設備案件が多いです。